学習療法とは、大脳の前頭前野を活性化させることにより、その機能を回復させ、認知症を予防・改善するものです。
<学習療法が目指すもの>
従来のリハビリテーションは、脳のある部分が壊れてしまった時に、トレーニングを繰り返すことによって、脳の他の領域がそれに代替して働きだすことを期待するという考え方でした。
一方、学習療法では前頭前野を活性化し、その機能を向上させる事で、さまざまな能力の向上を期待しています。
失われた機能を脳の他の領域で代償させるのではなく、脳(前頭前野)の潜在能力を回復させることにより、脳の働きを好循環させていこうとするものです。
学習療法の目的は、学習によって認知症の進行を予防・改善し、その人らしく生きて行けるようにすることです。